塔について III
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名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2021/02/27(Sat) 13:29:39 ID:c8326cf7
だがそんな私の鼻をチロチロと舐める小さな存在があった。
私は驚いてあっと声を出した。 やがてぬるぬるとした感触が私の頬や首に伝わった。
これは蛇だ。 私の顔先に蛇が現れたのだ。 蛇は私の顔先に尻尾を置いた。
感触でそれが推察できた。 私は蛇の意図を掴むと、尻尾を口に含んで軽く噛んだ。
蛇の先導が始まった。
我々は蛇に導かれ、また長いこと這った。 やがて先に光が見えた。
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